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【笠嶋】「なぜ?」と自分を問い詰めると・・。

 皆様、いつもお世話になっております。
 今回は、木下晴弘さんの講演会の一部をご紹介します。

 

「なぜ?」を何度も繰り返すこと、そして究極の条件設定を行うこと、これが本質に辿り着く方法です。私がかつて講師をしていた塾では、入塾する際に保護者の方と個人面談をしていました。そのとき、保護者の方は必ずこうおっしゃるんです。
 「先生、うちの子の学力を上げてください」
 子どもを塾に入れるわけですから、そりゃそうだと思います。でも、子どもの学力が上がって欲しいと願う、その願いの本質は何なのか、それを保護者の方に聞いていきました。
 1人の講師が年間約100件の面談です。講師5人で約500人の保護者に、「なぜ?」を繰り返して答えていただくという、一風変わった面談でした。
 「お母さん、なぜお子さんの学力を上げたいんですか?」
 「そりゃぁ、いい学校に入ってほしいからです。勉強ができないと将来困りますから」
 「なぜいい学校に入ってほしいんですか? なぜ勉強ができないと将来困るんですか?」
 「いい学校に入ればいい環境で学べて、いい友だちに巡り会えて...
 「なぜいい環境でいい友だちに巡り会わなきゃダメなんですか?」
 こうやって「なぜ?」を何度か繰り返した結果、驚くべきことが起こりました。  保護者の方全員が同じ回答に辿り着いたんです。
 「先生、なぜうちの子に勉強してほしいのか分かりました。うちの子に幸せになってほしいからです」
 全員「幸せ」という言葉を使いました。これが本質的解答です。そして、この解答が出たらファイナル・クエスチョンです。
 「お母さんが考えるお子さんの幸せって、一体どんな状態ですか?」
 また驚くべきことが起こりました。なんと、この質問に対しても全保護者が一致した回答を述べたんです。
 一番最初に挙げたのが「健康」、続いて「ある程度のお金」、そして、その後こう続きました。
 「社会の役に立って、周りから慕われて、みんなから感謝されて、愛する人に囲まれて、笑顔溢れる人生を送ってくれたら、私、もう何も言うことないです」
 当時の僕たちにとってこの解答がどれほど驚きだったか、ご理解いただけますか。
 私が講師をしていた進学塾は受験学年になると月謝が10万円を軽く越え、多い方だとひと月に20万円近く払われる方もいるような塾でした。 
 「先生、うちの子をこの学校に入れてください」とやってきて、二言目には「受験やから」としか口にしない保護者の方々に、「なぜ?」を繰り返して出てきた答えに、ただの一言も「受験」という言葉が出てこなかったんです。衝撃的でした。

 でも、これは塾の生徒の保護者の回答です。世間の人はどうなのかを知りたいと思っていた頃、悲しい事故が起きました。日本航空機の墜落事故です。500名以上の方が失くなりました。
 事故現場から子どもや家族に宛てたメッセージがたくさん見つかりました。それを見ても、「いい学校へ行け」とか「いい仕事に就け」とか「お金持ちになれ」と書かれたものはありませんでした。
 死を迎える直前、これこそ「究極の条件設定」です。究極の条件下でのダイイング・メッセージを知り、世間一般の保護者の方も、塾生の保護者と同じことを幸せと定義していることを確信したのです。


私(笠嶋)は、この講演会の話を聞き、木下氏の書籍を読み、「生徒たちが幸せに生きるために指導しよう!」と心に誓いました。私は今の時代では厳しい方だと思います。もちろん暴力はしませんが、叱らなければならないと感じた時には、本気で叱ります。ここで叱らなければ、この子は幸せから遠のく!と思うからです。


迷ったときは、「なぜ?」「なぜ?」と自分に問いかけると、本質が見つかりますよ!